こんばんは!オリエンテ深川整骨院です(^^)
今日は皆さんも体験したことがあるかと思われる『貧血』や『酸欠』のお話を2回に分けてしていきます。
最初にまず貧血と酸欠の違いについてです。
貧血とは、血液中の赤血球数やヘモグロビン(血色素ともいい、酸素と結合して酸素を運ぶ役目がある)が正常より低下している状態のことで、様々な原因で起こります。
一方、酸欠とは、「酸素欠乏症」の俗称です。酸素欠乏症とは酸素濃度が18%未満の環境に長くいることで、必要な酸素量を体内に摂取できずに引き起こす症状を指します。酸素の少ない場所にいたり、気道閉塞(窒息)や肺・心臓の病気などで,ガス交換(酸素を取り込み二酸化炭素を出す)が上手く行かず,血中の酸素濃度が低くなっている状態を言います。
長くなるので、今日はまず『貧血』のほうから話を進めていきます。
貧血も二つに分けると貧血と脳貧血とがあり、脳貧血のほうは「起立性低血圧」ともいいます。
症状としては、普通の貧血のほうはヘモグロビン量が減少することで体内の酸素不足が発生し、低酸素状態となることで一般的には動悸・息切れ・めまい・耳鳴り・顔面蒼白・狭心痛・倦怠感などの症状があらわれます。
一方、脳貧血は血液内のヘモグロビン量とは関係がなく、急に起き上がったり立ち上がったりすることで血圧が急激に下がり、循環していた血液量が十分に脳に流れていかずに脳が酸欠状態となり、ふらつき・浮遊感・めまい・錯乱・頭痛・複視や視野狭窄などの視野障害・立ちくらみ・手足や全身のしびれなどが、起き上がったり立ったりしたときに数秒以内に起こります。まれに失神や気が遠くなるといった意識障害、けいれんが起こることもあります。
原因は貧血のほうは鉄分不足・出血が原因で起こります。具体的には極端な偏食などによる体内の鉄不足、妊娠・出産や急速な成長に伴う鉄需要の増大、月経などによる出血、病気やがんなどによる病的な出血、白血病や腎障害などの血液を作る造血細胞機能の低下などがあげられます。
一方、脳貧血は
脱水などによる体液量の減少・利尿薬や血管拡張薬の使用、降圧薬の使用、長期の安静・寝たきり生活、急な立ち上がりや起き上がりによる重力負荷などがあげられます。
10代では、思春期における身体の変化や心の悩み・精神的ストレスなどから自律神経のバランスが崩れる自律神経障害(起立性調節障害)が大きな原因の1つです。高齢者の場合、血圧の調節機能が低下し血管がうまく収縮できないことや、心臓の働きが弱って送り出される血液の量が少なくなることが多くの原因とされています。
めまいや立ちくらみがする=貧血ではありません。もしかしたら、自律神経障害や薬剤の使用による脳貧血が原因であることも考えられます。
脳貧血は症状が軽度である場合は日常生活の改善や普段の行動に注意することで防げることもあります。
以上のことから、貧血は特に女性に起こりやすいです!予防するためには、鉄分が不足しないよう、日頃から鉄分摂取を意識した食生活をおこなうことが最も重要です。
サプリメントを使うのも手ですね!これから暑くなっていく中で体調が変わりやすいです。十分に気を付けていきましょう!
次回は『酸欠』のお話をさせていただきたいと思います!
※院の紹介※
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