こんにちは!オリエンテ深川整骨院です(^^)
今日はとても身近でとてもこわい『糖尿病』のお話です。
まず糖尿病とは、『インスリンの作用が十分でないためブドウ糖が有効に使われずに、血糖値が高くなっている状態』のことです。放置すると全身にさまざまな影響が出てきます。先天性の1型と後天性の2型があり、90%が2型糖尿病です。長期に渡ると体中の微小血管が徐々に破壊されていき、糖尿病性神経障害・糖尿病性網膜症・糖尿病性腎症などに繋がります。
最悪、腎不全や失明、更には壊疽による足切断にも及ぶ可能性があります。
原因は「ストレス」、「肥満」、「運動不足」、「暴飲暴食」などのライフスタイル(日常生活習慣)の乱れが主な原因となって起こります。
厚生労働省によりますと国内の糖尿病が強く疑われる成人が推計で1千万人に上ることが、2016年の国民健康・栄養調査でわかったそうです。
調査を始めた1997年の690万人から増え続け、今回初めて大台に達しました。厚労省は高齢化が進んだことが影響したとみています。
昨年11月、20歳以上に調査が実施され、血糖の状態を示す血液中の「ヘモグロビンA1c」値の測定結果がある約1万1千人を解析し、全国の20歳以上の全人口にあてはめて推計しました。
ちなみに「ヘモグロビンA1c」値というのは、赤血球中のヘモグロビンのうちどれくらいの割合が糖と結合しているかを示す検査値です。
ヘモグロビンA1cが6・5%以上で糖尿病が強く疑われる「有病者」は12年の前回調査より50万人増えて1千万人に上り、男性の16・3%、女性の9・3%を占め、男女とも高齢になるほど割合が高い傾向だったそうです。
一方、ヘモグロビンA1cが6・0%以上6・5%未満で、糖尿病の可能性が否定できない「予備軍」は1千万人で、前回より100万人減りました。
これが何を示しているかというと、08年に始まった特定健診(メタボ健診)の効果もあってか予備軍は減ったのですが、高齢になってインスリンの分泌も少なくなることなどから予備軍の症状が悪化し、有病者が増えたとということなんですね。
今後、高齢化がさらに進み、今後も患者数の増加が予想されます。
自分たちの問題ではないと片付けないで、若いうちから日常生活に気をつけていかなければいけないのです。先程も書いたとおり乱れた日常生活習慣の積み重ねで2型糖尿病予備軍に知らぬ間にどんどん近づいていってしまうのです!
万が一、予備軍と診断されてしまったら食事療法が基本となります。
なぜなら、
2型糖尿病はインスリンの分泌や、作用する力が不足して起こる病気です。もともとインスリンを分泌する量が欧米人に比べて少ない私たち日本(アジア)人が、欧米化した食生活や食事を多くとりすぎれば、糖分の処理が追いつかなくなり、血糖値は上がりっぱなしになります。この状態が休むことなく毎日続けば、必然的にすい臓のインスリンを分泌する力はさらに衰えてしまいます。
食事療法の基本的な考え方は、カロリー(エネルギー)を必要以上にとらないようにすることです。バランスのとれた栄養を1日の必要量のカロリーでとることで、すい臓の負担は軽くなり、すい臓の十分な能力は回復されます。
ですから、食べすぎや、インスリンをより多く必要とするメニューに気をつけた食事内容が糖尿病治療にはとても効果的なのです!
手遅れになってしまう前にもう一度、自分自身の生活習慣、食事習慣を見直してみませんか?
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