こんにちは！オリエンテ深川整骨院です(^^)

将棋の話題をしたばかりですが昨日行なわれた「第30期竜王戦」6組の対局で高野智史四段（23）に敗れ、将棋界の「生きる伝説」として長い歴史を刻んできた『ひふみん』こと加藤一二三・九段が、数々の記録を残して６３年間のプロ棋士生活に終止符を打ちました。

加藤一二三・九段は昭和２９年、当時最年少の１４歳７カ月でプロデビューしました。順位戦では毎年昇級を続け、１８歳で最高峰クラスのＡ級に昇級し、八段に昇段。驚異的なスピード出世記録は今も破られていません。“神武以来の天才”として将棋界に一時代を築く一方、アンパンマンのような顔立ちに愛くるしい振る舞いから、「ひふみん」の愛称で親しまれました。

この加藤九段ですが、逸話もたくさんあります。

長いネクタイの着用もその一つです。盤の前に正座すると、座布団に届くほどの長さです( ﾟДﾟ)熱心なクリスチャンで、対局の休憩時間には賛美歌を歌うこともしばしばだったそうで、寒い時期にはどこからか対局室に電気ストーブを持ち込み、「相手も寒いだろう」と気遣ってストーブを向けたこともありました。

昨日の対局では、最初用意されていた座布団の色が気に入らなかったのか自ら交換をしました。また旺盛な食欲でも知られ、昼にはうな重を平らげ、対局中にカマンベールチーズを頬張り、夕食の出前では「鶏の唐揚げ定食」と「カキフライ定食」を注文しようとしましたが残念ながらメニューになかったようです。。

まず思ったのは将棋ってこんなに『自由』なんですね！！ちょっとびっくりしました！

最終盤、加藤九段は席を立つことが多くなり、午後７時４０分ごろからは２０分ほど席を空け、対局室に戻り「感想はあとで送るので、感想戦はなしで」と告げたうえで、高野四段に「負けました」と伝えて投了しました。そしてすぐに席を立ち、感想戦や報道陣への対応を行うことなく、あらかじめ呼んでいたタクシーに乗り、将棋会館をあとにしました。どうやら席を空けた20分の間にタクシーを呼んでいたみたいですね。

記者が集まる対局で感想戦をしないのは異例だそうで、ここにも加藤九段の強い意地とこだわり、悔しさを感じます。

こうやって先人の偉人が去っていく中で、生まれてくるものすごい新星もいます。

今日、藤井聡太四段（１４）が歴代最多タイ記録・28連勝をかけ対局に臨んでいます！夕方には勝敗が決まりそうです。

なんだか感慨深いものがありますね・・

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