こんにちは!オリエンテ深川整骨院です。
今日は私達「治療家」には他人事ではない話題です。
プロ野球巨人の澤村拓一投手ですが、2月の沖縄キャンプ中に右肩に異変を感じ、同27日に球団トレーナー(鍼灸師)の針治療を受けました。
しかし、長期間症状が改善されない為球団が調査した結果、この日までに複数の医師から「長胸(ちょうきょう)神経麻痺」と診断され、「外的要因によるもので、針治療によって長胸神経麻痺となり」、前鋸筋などの筋機能障害を引き起こした可能性があると発表されました。
この発表があるまで、イップスだのスランプだの言われていたので、本人は非常に辛かったと思います。。
そもそも長胸神経麻痺とはなんぞや?ということになるのですが、
『別名『リュックサック麻痺』とも呼ばれ、長胸神経が外傷等、または持続的な機械的圧迫(リュックサックなどによる)により損傷を受けることで前鋸筋の筋力低下をきたし、肩関節の屈曲、外転方向の運動が障害され、翼状肩甲骨等(肩甲骨が浮いて見える)の臨床症状を呈す疾患である。※前鋸筋は肩甲骨を前方に滑らせる作用
一般的に外傷性の神経断裂がなければ2~3ヶ月、遅くとも6ヶ月程度で自然治癒してくるとされ、24~48ヶ月でほぼ回復するとされており、理学療法介入の機会は少ない。
上肢に無理な力がかかる動作を禁止し、安静を指示し、回復が見込めない症例には観血的に肩甲帯の制動術を行います。
外傷性の神経断裂がなければ、ほとんどの症例で2〜3ヵ月の間に回復が始まり、6ヵ月から2年の間には完全に回復するものが多いです。』
とあります。まあ言ってしまえば一度なると安静しか対処はないですよということです。
しかし、人間の神経は断裂していなければ1日に1ミリ程再生するので、焦らず安静にしていれば可能性もなくはないということですね。回復しているということですからまわりもあまり騒がずに静観するのがよろしいかと。
この球団トレーナー・鍼灸師さんの治療ですが、鍼による有害事象の中で末梢神経損傷は意外にも事例が少なく、長胸神経麻痺においては前例がないとのことでした。非常に稀なケースだった可能性がありますね。
球団トレーナーともなると選手の1日も早い回復&現場復帰を求められる中での切羽詰まった治療であったことを考えると、責任問題&過失となると難しいところではあります。
治療家全員が肝に命じる事案ですね。。
※院の紹介※
当院では外傷・スポーツ障害等に対する保険治療をはじめ
早期回復のため様々な自費治療をおこなっております。
院長は整骨院・整形外科の双方で研修を積みましたので
万が一、怪我をしてしまっても安心して施術を受けていただけます。※提携医療機関あり
むち打ち交通事故専門施術も承っております。自賠責保険で自己負担金0円です。
※交通事故お見舞金制度あり
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