こんにちは!オリエンテ深川整骨院です(ΦωΦ)
9月になりましたが、まだまだ残暑は侮れません。
ペットを飼っているみなさん、愛猫、愛犬を熱中症から守ってあげてますか??
仕事を終えて帰宅したら、吐いたあとがあって元気がないとか、ぐったりしていているときは、実は熱中症かもしれません。
「ただいま」とドアを開けたとき、犬や猫は迎えに来ているか、視線が合うか、室内に排泄物が多量にないかなどを毎日、チェックしてくださいね!
今回は犬や猫の熱中症の症状やその対策について解説したいと思います
●犬や猫の熱中症とは
犬や猫の体温は、38.5度前後です。それが、熱中症になると39.5度(41度という説もあります)以上に上がります。体温が上昇することで、臓器が機能しなくなり、最悪のケースですと心臓が上手く動かないこともあるのです。
犬や猫が汗だくで出迎えてくるという光景を見た人はいないと思います。彼らには、人間のように汗腺はなく、肉球に少し汗腺がある程度なので、見た目ではほとんど汗をかいているのがわかりません。犬や猫は呼吸で体温の調節をしています。暑い日に大きく口を開けて、ハァハァいう口呼吸で放熱しています。また、猫は玄関の床などの涼しいところを探すなどして体温調節も行なっています。
●熱中症の症状
犬や猫が熱中症になると下記のような症状が現れます。
・いつもより反応が鈍くなる。
・パンティング呼吸(ハァハァの激しいもの)をする。
これは口を大きく開けて呼吸することです。心臓が飛び出るのではないか、と思うほどです。
・症状がすすむと、痙攣、下痢、嘔吐、歯茎の色などが、真っ赤から真っ青になりひどい場合は黒っぽくなる。
・意識朦朧や意識がなくなっている。脳の異常は目を見ればわかることが多いです。目が振動していないかも確かめてくださいね。(留守中に熱中症になっていると、帰宅時には、このような状態になっていることも)
●熱中症の症状が出たら
熱中症の症状がみえたら、次のような対処をしましょう。
・水を飲むことが出来れば冷たい水を飲ませる。
・エアコンの効いた涼しい環境に連れて行く。
・体を保冷材などで冷やす。
・様子がおかしい場合は動物病院に連れて行く。その際は事前に連絡し、すぐに診察してもらえるように。(嘔吐していたら、そのことも告知しましょう)
●熱中症にかかりやすい種類
犬や猫の中でも熱中症にかかりやすい種類や特徴があります。
・毛量が多い犬や長毛犬や原産地が寒い地域の子(セントバーナード、シベリアンハスキーなど)
・幼い子やシニアの子
・短頭種(フレンチブルドック、シーズー、パグ、ブルドッグ、エキゾチックショートヘアなど)
・肥満気味の子
・心臓病を持っている子
・慢性疾患を持っている子
どんな子でも、条件さえ揃えば熱中症になるので、気をつけてあげてくださいね。
●犬と猫ではどちらが熱中症にかかりやすい?
猫に比べると犬の方が熱中症にかかるリスクが高くなります。
猫が熱中症にならないわけではありませんが、高いところに登ったり、もぐったりと上下の運動が出来るので、快適な気温のところに移動しやすく、犬に比べると熱中症になりにくいのです。猫の原産地はエジプトの辺りの子が多いので、猫の方が暑さに強いです。しかしノルウェージャンフォレストキャットの原産はノルウェーなので、この子たちはミックスの猫より熱中症になりやすい傾向があります。
●9月の熱中症の予防
・エアコンの効いた部屋に犬や猫を放す(暑い時間帯にエアコンが作動するようにタイマーで予約)
エアコンをつけっぱなしの部屋とつけてない部屋を自由に行き来できるようにするといいみたいです。
涼しいエリアと少し温かいエリアがあるように工夫することも大切です。
チワワなどの寒がりの犬の場合は、綿の服を着せて、エアコンの部屋で過ごさせるのもひとつの方法です。
・水分補給をこまめにさせる。
理想は2~3時間に1回です。留守が多いご家庭は、水を飲んでいるかどうかわからないので、ドライフードに水を入れるなどしてください。
・水飲み用の皿を1頭に対して2~3個置く。
・湿度の多いときは特に注意する。(エアコンで除湿を忘れずに)
・暑い日の散歩は控える。
素手でアスファルトに触れてから、散歩の時間を考えましょう。
現在、熱中症を防ぐための様々なグッズも販売されています。
・お散歩ベスト(散歩に行く前に水につけて、地面の反射熱から体を守るものです)
・冷却用のマット(マットがひんやりしているので、座ると熱がこもりません)
以上、ペットの熱中症予防について書きました。
まだまだ、人間ですらきつい残暑が続いています。自分でエアコンをつけることが出来ない猫ちゃんワンちゃんを熱中症から守るために気配りをしてあげてくださいね!
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