こんにちは!オリエンテ深川整骨院です。
さて今月末で閉園してしまう豊島園。。私も数々の思い出があり、寂しい気持ちでいっぱいです。
今日は豊島園のことを思う存分書いていきたいと思います。※かなり長文です。。
まず、跡地についてですが、土地を所有する西武鉄道やアメリカのワーナー・ブラザーズなどは小説や映画で世界的に人気の「ハリー・ポッター」のテーマパークを整備することで正式に契約を結んだと発表し、2023年前半の開業を目指すことになりました。
計画ではおよそ3万平方メートルの敷地に映画の撮影に使われたセットや衣装、小道具などを展示し、映画の世界が体験できる施設を整備するとのこと。
また、施設の入り口付近には、映画に登場する魔法動物と呼ばれるキャラクターのオブジェを設置し地域の人が自由に楽しめる広場も整備するとしています。
国内では、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンにもハリー・ポッターの世界を再現したエリアがありますが、映画のセットが見学できる施設はイギリスのロンドンに次いで2か所目で、ワーナー・ブラザーズでは「地域の環境との調和を大切にすばらしい取り組みを実現できることを楽しみにしている」としています。
続いて豊島園の歴史について調べてみました。
皆さんがまず疑問に思うのは「練馬区にあるのに、なぜ『としまえん』なのか?」だと思います。
鎌倉時代から室町時代にかけてこの地域を治めていた豊島氏の居城(練馬城)があったことから「豊島園」と名づけられたとされていますが、そもそも豊島氏の姓は「武蔵国豊島郡」に因んでいます。
「豊島園」開園当時の住所は東京府北豊島郡上練馬村でした。ちなみに練馬区が発足したのは1947年8月1日ですが、練馬区はこの日を「板橋区から分離独立」した日ととらえており、2017年には「練馬区独立70周年」のイベントが行われています。
なんと練馬区には“独立記念日”があるのです!!
「豊島園」の開園ですが「運動と園芸を東京市民に広く奨励する」というコンセプトのもと、1926(大正15)年9月に部分的に開園しました。翌春に本格開園となるのですが、その間に大正が終わり、昭和が始まっています。昭和のスタートと共に歴史が始まったのですね!
しかしこの時期は天皇崩御による自粛ムードと開園時期が重なってしまいます。また、同時期に東京ではインフルエンザ患者が37万人に達し、10日間で690人もの人が亡くなっています。
決して明るい世相のなかでのスタートではありませんでしたが、だからこそ誰もが親しめる遊園地が歓迎されたともいえます。
園内に最初に設けられた遊具が「ウォーターシュート」です。
名前を言われてもピンとこないかもしれませんが、10人程の客を乗せた平底ボートが、高所から傾斜面を一気に滑り降り、水しぶきを上げて池に着水、その瞬間、ボートの先端に立っている船頭さんがハイジャンプをするというアトラクションをどこかの遊園地で見たことがあるかと思います。
1895年にアメリカの遊園地に設置されたのが最初で、日本では1900年代(明治時代後半)に数回、勧業博覧会において期間限定の営業を行っています。
常設での営業は「豊島園」が最初でした。その後、「向ヶ丘遊園」(2002年に閉園)や「西武園ゆうえんち」など日本各地の遊園地に設けられ、人気を博しました♪
一時は超人気アトラクションだった「ウォーターシュート」も時代とともに廃れ、「八景島シーパラダイス」が廃止したのを最後に2005年に姿を消しました。
「としまえん」はほかに、世界初のインドアスキー場(1958年)、世界初の「流れるプール」(1965年)、日本初の大型ウォータースライダー(1988年)を設置するなど、「日本初」「世界初」を連発しました。
今や遊園地やテーマパークでおなじみの「フリーパス」を日本で最初に導入したのも「としまえん」です!
また「としまえん」といえばプールが有名ですが、開園の3年後の1929(昭和4)年に「大プール」「小プール」が営業を開始しています。当時の写真には、ふんどし姿でプールサイドを歩く男性の姿もあるそうです笑
1965年には世界初の「流れるプール」が誕生しました!
計画のきっかけとなったのが、「誰もが速く泳げるプールが出来ないか?」「泳げない子どもでも泳いだような気になるプールが出来ないか?」という発想だったという点が何とも素晴らしいですね!
前例がないため、スタッフは身体に紐をつけて多摩川に入り、流速やプール幅を検討したといいます。その結果、12メートルが適当だと判断したが、財務経理の担当者は4メートルくらいが妥当と提案。「それではどぶ川と同じじゃないか!」というと、「幅が広ければ広いほど建設費が膨大になります」と受け入れられず、最終的には中間をとって8メートルに落ち着いたということです。
流れをつくるためのポンプの数についても周到な計算が行われ、9~10台という数字が割り出された。しかし実際に稼働してみると、プールに客が入れば入るほど、ポンプが少なくても流れができることがわかり、現在は5台のポンプが稼働しているということです。
小学生のときにクラスのみんなでプールをぐるぐる回り、流れるプールを作ったことがありますよね?要するにあれの原理ですね!
その後、「波のプール」「こどものプール」を増設し、バブル真っ只中の1988(昭和63)年に大型ウォータースライダー「ハイドロポリス」を導入、規模は世界最大級でした。
また「としまえん」と練馬区民のつながりは深いそうです。
練馬区の成人式(成人の日のつどい)は、1977(昭和52)年以来、「としまえん」で開催されてきました。広くて安全なスペースが確保できるため小学校の写生大会が行われたり、中学生が職場体験に訪れたりもしました。毎年10月に開催される「練馬まつり」の会場としても使われてきました。
「水と緑の遊園地」というコンセプトどおり、園内は四季折々の花に彩られるため、桜やあじさいを見るためにふらっと訪れる区民も多かったそうです。1967年から2004年までは、夏の間、毎週末花火が打ち上げられ、周辺の住民にとって夏の風物詩だったようですね!
練馬区民にとってだけでなく、都民、いた全国の方々に愛された「としまえん」
あともう少しで本当に幕を閉じてしまいます。。
思い出を本当にありがとうと言いたいです。
しかし、その寂しい気持ちのぶんハリー・ポッターのアトラクションに期待ですね!
※院の紹介※
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院長は整骨院・整形外科の双方で研修を積みましたので
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